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テレワークで部下の主体性を育む秘訣

更新日:8月21日

テレワークで部下の主体性を育む秘訣。

テレワーク普及が進み、目で見えない状況下だからこそ、部下一人ひとりの主体性を育むことはますます重要になってきています。


部下に主体性を持ってもらいたいと指導しようにも、テレワークだとコミュニケーションが取りづらく、課題を感じている方も多いのではないでしょうか?


今回は、テレワークで部下に主体性を持ってもらうための上司が取るべき具体的な方法を4つご紹介します。


マネジメントに役立つおすすめツールも紹介していますので、部下の主体性の引き出し方に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。



テレワークでは主体性がさらに重要になってくる

テレワークでは主体性がさらに重要になってくる

主体性とは、「自ら考え、判断し行動する態度」をいいます。

自主性と近い意味ですが、自主性は自ら動く「行動力」の高さを指すことに対し、主体性は自ら「考える力」を指すことが多いです。


以前までは、オフィスに全員が出向き、同じ空間で一緒に働くことが主流でした。

しかしテレワークが進み、各々が違う場所で働くことが主流になると、「チームで働く」感覚が薄れてきます。

そうなることで自然とチームに依存せず、自律した意識や主体性を持つことが特に重要視されるようになってきました。


主体性を細かく紐解くと、「自分自身で仕事を進めるための主体性」と「チームで進めるための主体性」に分けて考えることができます。そこからさらに分解すると以下のようになります。


<自分自身で進めるための主体性>

・工夫する主体性

・作り出す主体性


<チームで進めるための主体性>

・情報収集する主体性

・発信する主体性


それぞれ詳しく見ていきます。


工夫する主体性

従来までは職場の先輩や同僚がオフィスにいたので、周囲のサポートやフィードバックが自然と得られましたが、テレワークではこれが難しい状況です。


テレワークにおいては、与えられた仕事をただこなすのではなく、目的を自ら明確に捉え、より良くしようと「工夫する主体性」が求められます。


例えば、プロジェクト全体を俯瞰して効率化を図ったり、ツールの活用方法を工夫して生産性を向上させるなど、自発的に工夫しながら業務を進めることで質を高めることが重要です。


作り出す主体性

オフィスでは、指示を受けて行動することが多かったかもしれませんが、テレワークでは、自分で「やるべきこと」を見つけ出し、仕事を「作り出す主体性」が必要です。


例えば、新しいプロジェクトの提案や、既存の業務プロセスの改善点を自ら考え、上司に提案するなど、自発的な行動で仕事を見つけ出す”目”を持つことが重要です。


情報収集する主体性

オフィスでは、チーム間での情報共有が容易にできましたが、リモートではそれが出来にくくなります。


そのため、オンラインミーティングやチャットツールなどを活用して、以前よりも積極的にコミュニケーションを取りつつ「情報収集する主体性」が必要です。


また、情報収集が即座にできるような進捗管理ツールやタスク管理ツールが導入されている場合は積極的に閲覧し、仕事の流れを積極的に把握しようとする力も重要です。


発信する主体性

オフィスでは対面でのやり取りが中心でしたが、リモート環境では情報の伝達が滞りがちになります。


そのためテレワークでは、自分が入手した有益な情報や自身の進捗管理を積極的に「発信する主体性」が求められます。


たとえば、進捗状況や成果を定期的に報告するだけでなく、問題が発生した場合には迅速に報告し、チーム全体での対応を促すことが必要です。

 


上司は部下の主体性を引き出すことが重要

上司は部下の主体性を引き出すことが重要

テレワーク環境では、部下を「いかに監視するか」に焦点を当ててしまう上司もいますが、それよりも重要なのは、部下の主体性を引き出し、業務に積極的に取り組んでもらうことです。


確かに、人間は時としてサボりがちになることがあります。しかしそこに重点を置くのではなく、テレワークという多くの情報を追いにくい環境だからこそ、成果主義に基づいて部下を評価する姿勢が求められます。


部下の主体性を尊重し、彼らが自発的に行動できる環境を整えることが、組織全体の成功に繋がってくるでしょう。



部下の主体性を引き出す方法4選

部下の主体性を引き出す方法4選

それでは、部下の主体性を引き出す方法を4つ紹介します。職場環境に応じて、取り入れやすいところから取り入れてみてください。


日々の業務についてアウトプットしてもらう

部下の主体性を引き出すためには、毎日行った業務内容や今後の予定、現在の状況に対する自分の考えなどをアウトプットしてもらうことが重要です。


部下が自分の考えていることや計画を文章として整理することで、ただ頭の中で考えるよりも深く物事を理解し、行動に移しやすくなります。


さらに、文章化は上司にとっても部下の理解度や思考過程を把握するための有効な手段となり、フィードバックがしやすくなるというメリットがあります。


自分でスケジュールを立て、振り返ってもらう

業務量が多く、忙しさに追われていると、計画を立てることを後回しにしがちです。

しかし、その場しのぎで仕事に対応する姿勢では、主体的に仕事に取り組む意識を育むのは難しくなります。


主体性を養うためには、1日の始まりにその日のタスクスケジュールを立て、終業時に振り返ることができる環境を整えることが重要です。


これにより、部下は自分で仕事の進め方を考える習慣が身につき、結果として主体的に行動できるようになります。


また、定期的に進捗を振り返ることで、成功点や改善点を把握し、次の行動を自ら考える力を養うことができます。


部下の思考を引き出すような質問力を身につける

部下の主体性を育むためには、上司が部下の思考を引き出すような質問力を身につけることが重要です。


単なる指示やアドバイスを与えるのではなく、部下自身が問題を考え、解決策を導き出すプロセスを促す質問が求められます。


例えば、仕事を任せる時は「どんなふうに優先度を立てている?」と、仕事の組み立て方をヒヤリングすることで、進め方の齟齬を無くすことができます。


ほかにも問題に直面した時は「この問題の根本原因は何だと思う?」といった質問を投げかけることで、部下は自分の考えを整理し、自発的に解決に向けて行動を起こすようになります。


また、質問を部下に問いかける際は、オープンエンドの質問を心がけましょう。

具体的には、「プロジェクトで重要なポイントは?」や「うまくいかなかった場合、どう対応する?」など「YES」「NO」では答えきれない質問をすることで、部下はより深く物事を考え、自ら意思決定する力を養うことができます。


このような質問は、部下が自信を持ち、主体的に行動できるようになるための土壌を作ります。


必要な情報、資料はすぐにアクセスできるところにまとめておく

部下が主体的に業務に取り組むためには、必要な情報や資料が迅速にアクセスできる場所に整理されていることが重要です。


部下が主体的になろうとしても、情報がなければうまく動けません。

そのため、必要な情報にすぐアクセスでき、情報を整理しやすい環境を整えることが求められます。


例えば、業務に必要なデータやマニュアルを共通のオンラインフォルダにまとめておくのもよいでしょう。

また、各タスクのやりとりを追えるような管理ツールを導入することで、似たような問題に直面した時、解決する手助けとなります。


上司としては、このようなシステムを構築し、部下がいつでも必要な情報にアクセスできるよう支援することが、主体性を引き出す鍵となるでしょう。



テレワークで主体性を育むためのおすすめツール

テレワークで主体性を育むためのおすすめツール

テレワークで部下の主体性を育むには、自主的に日々の業務やスケジュールについて発信してもらう方法が有効です。


しかし、業務内容やスケジュールの作成に時間と手間がかかってしまっては、業務に支障を来す恐れがあります。


リモシアは、部下の仕事の進め方が可視化できるサービス。入力しやすいUIで、部下の負担なく進捗共有やスケジュール共有ができます。


さらに、毎日タスクごとに使われた工数を確認できるので、業務改善にも役立ちます。


また、メンバーのタスク状況が可視化できるので、もし問題に直面しても過去に同じような問題が起こった時の解決方法も検索可能。


一人ひとりの業務の進め方がわかるので、部下に合わせた育成方法を取ることができます。





まとめ

今回は、テレワーク環境下で部下の主体性を育むための方法とツールを紹介しました。


テレワークが進む中で、部下が自律的に考え行動できるようにするためには、4つの主体性(工夫する主体性・作り出す主体性・情報収集する主体性・発信する主体性)を育むことが大切です。


具体的な方法としては、部下に業務の進め方やスケジュールを考えてもらい、発信してもらう方法や、オープンエンドな質問の心がけ、必要な情報のアクセスのしやすさが挙げられます。


日々の業務の進め方やスケジュール作成は、リモシアのようなツールを活用しましょう。部下の負担なく入力でき、業務改善の考案にも役立ちます。



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